断捨離の知識

人間関係を断捨離して心の傷を癒してください

人間関係のストレス

金銭的な悩みや健康上の悩みなど人の悩みには様々なものがありますが、最も多いのが人間関係の悩みではないでしょうか。
学校では『お友達を大切にしましょう』と習い、家庭では『周りの人に感謝しなさい』と言われ続け、ほんとんどの人が人間関係にストレスを感じながらも『人間関係を大切にしなければいけない』と感じています。
特に“お世話になった人”や“古い知り合い”“親友”“家族”などは、大切にしなければいけないと感じているでしょう。

ご存知の通り、ストレスによる健康被害は想像を超えるものがあります。
人間関係を楽しむことができれば、人生は素晴らしいものになるでしょう。
しかし楽しいと感じる一方には、誤解や価値観の違いなどネガティブな要素が発生することもあります。
そのことが大きなストレスを感じたり、心が疲弊してしまう原因となっている場合もあるでしょう。

・プライバシーの侵害
・相手に依存される
・利用される
・誤解される
・心無いことを言われる

このようなことが積み重なることで、人間関係にストレスを感じていませんか。
どのような関係であれ、人間関係にストレスを感じることはあります。
お世話になった方でも親友や家族でも、人間関係がストレスになっていることをまずは自覚し認めることです。
決して自分を責める必要はありません。
それは誰にでも起こり得ることですし、悪いことではないのですから。

自分自身を大切にするということ

人間関係の断捨離と聞くと、それを批判的に捉える方がいます。
『人間関係をモノを捨てるように切り捨てるのか!』
そう言われると、とても悪いことのように感じてしまうかもしれませんね。
しかしそのようなことをいう人はよほど周りの人に恵まれているか、或いは偽善者という言い方もできるでしょう。
中には人間関係を断捨離するという発想に驚き、戸惑う方もいるかもしれません。

人間関係の断捨離は、言わば“自分自身を大切にする”ということに繋がります。
自分を大切にできない人は、他人を大切にすることはできないと言います。
逆に、大切に思える人間関係だけを残すことは、自分を大切にすることになるのです。

知り合いの数だけがどんどん増えてしまうSNSや、昇進したいためだけの職場の上司との関係、付き合いが長いというだけで続いている学生時代の友人、家族だからという縛りで断つことができない関係など、自分にとって不本意な関係はありませんか。
まずは自分自身の正直な気持ちと向き合うことです。
自分を殺さなければいけない付き合いや、我慢しなければ成り立たない関係は、ストレスになります。
その関係にどんな意味があるのでしょうか。
誰とでも繋がれる時代だからこそ、繋がる相手を選択する必要があるです。
人間関係の断捨離は、それ以降の人生を大きく変えることになります。

人間関係を断捨離する方法

多くの人間関係は受動的な部分を持っており、自分の意思ではどうすることもできない原理があります。
ですから人間関係を断捨離することはある意味で正当ですし、必要なことでもあるのです。
罪悪感を感じる必要はありません。

人間関係を断捨離するには、まず不快な人間関係を結ばないということが大切です。
人間関係はファーストインプレッション・第一印象から始まります。
人は第一印象で「この人、苦手だわ・・」や「好印象!」などを感じ、90%の関係性が第一印象で決まってしまいます。
ですから『苦手だ』『不快だ』などネガティブな印象を受けた場合は、それ以上の関わりを持たないことです。
「付き合ってみなければ分からない」などと考えて不要にストレスになる人間関係を増やすより、第一印象で線引きをすることでストレスとなる人間関係を引き寄せないことです。
職場の人や一定のコミュニティーで関わっていかなければいけない場合でも、必要以上に親しくならないことを心掛けましょう。
人間関係の断捨離は、流れに任せるのではなく心掛けや意識を持つことが重要です。

さらに、現在関わりのある人間関係の中で、ストレスを感じる関係を捨ててしまいましょう。
『関係を捨てる』と聞くと辛辣に感じるかもしれませんね。
しかし心に区切りを付けるためにも、『捨てる』という言葉を使うことが必要です。
関係を捨てたいと思っても「どうやって?」と悩む方が多いのではないでしょうか。
自分が決定的な拒否をしてしまうことは、誰でも怖いものです。
気を付けなければいけないことは、目的は『断捨離をする』ということですので、必要以上に相手を傷つけないことです。
「言ってやりたい!」「最後に全部言って終わりにする!」と考える方もいらっしゃるようですが、それはやめた方が良いでしょう。
相手のためではありません、『自分にために』です。
誰かを故意に傷つけるということは、企んでいるときはスカッとすることしか想像できないでしょう。
しかしこちらのアクションには、相手のリアクションがあります。
聞きたくないも言葉を言い返される可能性はありますし、もし言い返されなくても相手を傷つけてしまったことに自分も傷ついてしまいます。
それは人間関係を断捨離する上で、得策ではありません。
後悔の原因になるかもしれませんし、せっかく断捨離をしても忘れられない出来事になってしまうかもしれません。
人間関係を捨てる場合は必要に応じて核心に触れた話しをしなければいけませんが、相手に理解してもらう必要はないのです。
もう関わらないのですから、同意を得る必要も話し合う必要もありません。

親との関係

最近は“毒親”や“アダルトチルドレン”という言葉も浸透していますが、親との関係で悩む方は少なくありません。
そこには“暴力”“暴言”“ネグレクト”“支配”“依存”など、様々な原因があります。
傍からは気付かれないことも多いでしょう。
『親子だから』という理由だけで、生涯関わっていかなければいけないという呪縛にとらわれている方は多いでしょう。

しかし自分が生きていく上で親の存在が自分を苦しめていたり、過去の記憶が親を憎むことに繋がっているケースなど、親子関係が円滑だとは言えない場合は絶縁することも考えてみると良いでしょう。
親を捨てるという言い方をすれば罪悪感を感じるかもしれませんし、中には絶縁することが怖いと感じる方もいるでしょう。
親の愛情を求めてきた人にとって、絶縁は愛情を求めることを諦めることにも繋がります。
ですから絶縁せざるを得ない関係であるにも関わらず、そのことを悲しいと感じてしまう方もいるでしょう。
しかし覚えておいてください。
選択肢を持っているのは親ではなく、自分なのです。
もしも親の存在が自分を苦しめている場合は、『断捨離』するということも選択肢の一つに持っておくと良いでしょう。

洋服の断捨離、もったいなくて捨てられない心理

クローゼットいっぱいの洋服、本当にもったいない?

クローゼットいっぱいに詰まった洋服のうち、ここ1年間に着た洋服は何着ありますか。
クローゼットの奥の奥には、もう忘れてしまった洋服がしまわれていませんか。

断捨離をする際、洋服からスタートさせることをお勧めします。
理由は簡単です。
『直感が働きやすいから』
断捨離は、直感に頼って取っておくものと処分するものを仕分けします。
ですから直感が働きやすい洋服がスタートに相応しいと言えるでしょう。

しかし、いざ洋服を処分しようとすると、様々な思いが邪魔をします。
「高かったのに!」
「お気に入りだったのに!」
「いつか着るかもしれないのに!」
「新品同様なのに!」

そうです、処分しない理由はいくらでもあるのです。
その結果が〝クローゼットいっぱいに詰め込まれた洋服〟だということを忘れてはいけません。
様々な理由でもったいなくて処分できない山ほどの洋服は、果たして「もったいない」の言葉の通り処分できないほど活用しているのでしょうか。
過去の思い出と未来の妄想で「気に入っていたから捨てられない」「着るかもしれないから捨てられない」と思っても、いま現在タンスの肥やしなら、それは全く活かされていない『不要なもの』ということです。
今考えている『もったいない』が必要なものとイコールではないことを認識してください。

もったいないは“自分”の思い入れ

もったいない=必要なもの ではないのだとしたら、不要なものをなぜ「もったいない」と思ってしまうのでしょう。

例えば、「高かったのに!」と処分できない洋服の場合。
購入するときにはきっとキラキラした思いで、自分にとっては“高い”買い物だったのでしょう。
それはとても思い切った買い物だったかもしれないし、何かのご褒美だったかもしれない、清水の舞台から飛び降りる気持ちで買ったかもしれませんね。
ところが、家に持ち帰って着てみると、何かの理由でなかなか活躍することがなかったのではないでしょうか。
着て行く場所がなかったのか、着心地が思いのほか悪かったのか、似合わなかったのか、サイズの問題か。
いずれにしても着る機会がなかった、活躍できないアイテムだった、ということでしょう。
「高かったのに・・・」
だから心理的には処分したくない、あんなに高かったんだもの!となってしまうのは当然です。

しかし、よく考えてみてください。
処分することを躊躇するのは、『もったいない』という思いだけですか?
『高かったのに』着ることができなかった罪悪感や、『高かったから』その分活躍させたい願望はありませんか。
そうです。
実は『高かったのに』使えなかったことに自己嫌悪し、せめて取っておくことで罪滅ぼしをしたいのです。
しかし取っておくことでは、罪悪感も自己嫌悪も消えることはありません。
では、どうしたらいいのか。
処分して忘れることです。
断捨離は、物事への執着を捨てる“考え方”を意味します。
決して『物をどんどん捨てましょう!』というのが断捨離ではないのです。
執着を捨てること、それこそが自分を身軽にし、シンプルな暮らしを実現させるのです。

処分できない『もったいない』という思いは、実は“自分”の思い入れです。
もったいないからこそ眠らせておかないで、リサイクルをして活かしましょう。

間違ったもったいない精神が不要なモノを溜めこむ

日本人の『もったいない』という精神は、非常に美しい心として海外の評価を集めています。
本来の『もったいない』は、使えるものは最後まで使い切ることや、捨てずにリサイクルをすること、或いは無駄にしないことを意味しています。
ですから、クローゼットの中に洋服を詰め込んで取ったおくだけの捨てない生活を『もったいない精神』というのは、少し違いますね。

確かに、まだ着られる洋服を捨てるのはもったいないですね。
新品同様で傷みがない洋服は捨てるにはもったいないです。
しかしだからと言って、着ることのない洋服をただ取っておくだけでは、全くもったいないを解消できていません。
捨てられない、手放せない、処分できない、それはまさに執着です。
不要なものは手放して、活用できる人に渡った方が余程活かされます。
意識を変えてみませんか。
執着を捨て、そのモノの本質を見極め、手元に残すべきか、捨てるべきか、リサイクルするべきか、冷静に判断することが必要ですね。

整理整頓のタイミング

断捨離は、一度行えばお終いというものではありません。
継続して無駄な買い物はせず、不要なものは捨て、執着を手放すことが重要ですね。
しかし洋服は消耗品ですから、いずれは買い替えが必要です。
色褪せや傷み、ヨレヨレ感が出てきたら、買い替えの時期だと考えましょう。
新しい1着を買ったら同じアイテムから1着処分する、これが基本です。

クローゼットの中では常に洋服の枚数を一定に保ち、不要に増やさないことです。
整理整頓のタイミングとして、シーズンの入れ替わりに見直すことをお勧めします。
洋服だけでなく、帽子やベルト、バッグやストールなどの小物も同様に行うと良いですね。

断捨離の本

断捨離の第一人者やましたひでこさん

断捨離と言えば『やましたひでこさん』です。
やましたひでこさんは、断捨離と言う考え方を広めた第一人者で、『断捨離』という言葉の商標権も持っています。

やましたひでこさんは、職業を『クラターコンサルタント』と公表しています。
この『クラターコンサルタント』という言葉は“暮らす”と“ガラクタ”を組み合わせた造語で、実はこの言葉も商標登録しています。
やましたひでこさんの断捨離に関する著書は非常に多く、本屋やインターネットでもすぐに購入することが可能です。

やましたひでこさんが現在の断捨離の形を作るキッカケとなったのは、大学生の頃に始めたヨガが大きく関与しています。
断捨離の基本の考え方となっている『断行』『捨行』『離行』はヨガの世界で使われている言葉です。
その精神を以て片付け術に応用し、今の断捨離の考え方が生まれたのです。

やましたひでこさんの本を手に取る前に、ブログやフェイスブックを観てみるのも良いですね。
インターネットを検索すれば、やましたひでこさんの自宅の収納も見ることができます。

断捨離ブームのベストセラー

現在の断捨離ブームにあって、片付け術やミニマリストに関する本は数多く出版されています。
「モノを持たない」という考え方。
「シンプルな暮らし」と求める風潮。
「片付け上手」を目指す心理。
これらは現代特有のものだと言えますね。

片付けに関する本が出版されたり、雑誌の特集で組まれると、その本の売れ行きは目を見張るものがあります。
紙離れと言われている現代にあって、売り上げは上々でしょう。
バブル時代にモノが溢れ、バブル崩壊後には100均や激安ショップが繁盛し、持っているものに生活スペースを占拠されている人が増えています。
世の中はリサイクルやエコの方向にあり、安易にモノを捨てることに罪悪感を抱く傾向にあります。
それでなくても日本人は、物を捨てられない「もったいない」の精神を持っている人種です。
そんな中で「モノを捨てましょう」「モノを持たない生活をしましょう」と声高に言う片付け術は、非常に斬新に日本人の心に響いたのです。
『モノがない生活=貧乏』という印象が拭えなかった時代から、『モノがない生活=おしゃれ』という時代が来たのです。

人気のある片付け術の本

片付け術やお掃除術に関する本の多くは、それぞれ独自のやり方を持っています。
『やましたひでこさん』の『断捨離』に関する書籍は人気が高く、本屋での扱いも多いでしょう。
ほかにも『近藤麻理恵さん』の『人生がときめく片付けの魔法』も有名ですね。
近藤麻理恵さんはよくテレビにも出演していましたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

ミニマリストのインタビューが中心になっている『「なにもない部屋」で暮らしたい』では、実際のミニマリストの方10人のお話しと写真が掲載されています。
また片付けエッセイの『ダメな自分を認めたら、部屋がキレイになりました』の著者の『わたなべぽんさん』は様々なエッセイを出版している漫画家です。
人気のある片付け術の本は、ほかにもたくさんあります。
購入する場合は、実際に手に取ってみて決めることをお勧めします。
片付けは、「この人が上手くいったから私も上手くいく」というものではありませんよね。
実行するために本を購入するなら、自分にできそうなものを選ぶことをお勧めします。

断捨離の本も読んだら古本屋に売る???

断捨離ですから、物を増やすのは本意ではありません。
では、断捨離などの片付け術の本も、読んだら売れば良いのでしょうか。

もしも、その本のやり方が自分に合っている場合は、本を手放さずに何度でも読み返して、部屋の状態を維持しましょう。
断捨離でも言っていますが、手放すのは“不要なもの”です。
本が役に立って活用で着た場合は、手放す必要はありません。
必ずまた、読みたくなるでしょう。
そのときに手元にあれば、すぐに読むことができますね。
ただし、「自分には合わない」と感じた場合は、売ってしまいましょう。

雑誌の特集

今や女性誌は、出版会社の利益の柱となっていると言っても過言ではないほどの売れ行きがあり、女性誌の種類も多くなっています。
主婦層を狙った雑誌では、年末や年度替わりなどになると『片付け術』や『お掃除術』の特集が組まれます。
しかし全ての記事が参考になるわけではありません。
“ズボラさんのお掃除術”というタイトルでありながらハードルが高かったり、居住環境が違うため参考にできないなど、人によっては無駄な情報になってしまうこともあるでしょう。
そんな中でも参考になる記事があった場合は、記事を切り抜いてノートに貼り付けたりファイルに閉じるなどして、分別することをお勧めします。
後々、「あの掃除の特集、どの本だったかな・・・」と探すことになったり、間違って不要な雑誌と一緒に処分してしまうことも考えられます。
雑誌は切り取って保管するべし!
必要な部分を最小限切り抜いて、不要なものを取っておかない一つのコツですね。

断捨離を実行してシンプルライフを手に入れよう!

何もない部屋を作ろう

断捨離を始める際、最初にイメージしてほしいのは“何もない部屋”です。
断捨離は、思うほど簡単には進みません。
使っていないものでも捨てられないものは出てきますし、分かっていても割り切れないものもあります。
ですから目指すところは“何もない部屋”くらいが良いのです。

人が生活をする上で、生活用品は必要です。
多くの方が、『新しく買うもの』に対して『捨てるもの』が非常に少なくなっています。
まだ使えるものを捨てることには、確かに罪悪感があるでしょう。
しかしそれはつまり、『それほど必要ではないものを買った』ということでもあります。
ですから断捨離では、“無駄なものを買わず”“不要なものは捨て”“執着から離れる”ということをコンセプトにしています。

不要なものを捨てることを「もったいない」と感じるのは、間違いです。
使わないもので部屋が埋まり、狭い部屋で不便を感じながら生活することこそ「もったいない」とは思いませんか。
不要なものを持っている必要はないのです。

例えば、人からもらったものは、使っていないものでも捨てることを躊躇してしまいます。
それは人にどう思われるか、ということに執着していることが考えられます。
また、思い出の品物を捨てられないのは、過去に執着しているのかもしれません。
着ることのない洋服を捨てられないのは、「せっかく買ったのに着られない」という罪悪感に執着しているのかもしれませんね。
人は多くの執着を持ち、執着することで悩んだり苦しんだりするのです。

何もない部屋を目指して不要なものを捨て、同時に執着も手放しましょう。
シンプルライフは、断捨離を通して執着を手放すことで叶えられる生活スタイルだと言えますね。

洋服は残す枚数を決めて断捨離

断捨離は、簡単なところから始めるのが基本です。
いきなり“思い出の品物”など、難しい断捨離からスタートすると、慣れていないことで上手くいかず、後悔することにもなり兼ねません。
ですから比較的簡単な洋服の断捨離から始めると、断捨離に慣れることもできますし、失敗することもないでしょう。

シンプルライフを目指すのに、クローゼットの中がギュウギュウ詰めではシンプルから程遠い状態です。
クローゼットの7割のものを収納し、3割は空間にしておくのが、断捨離の『収納の総量規制』です。
洋服はシーズンごとの断捨離となり、またアイテムごとの断捨離となりますので、いくつかの段階に分ける必要がありますね。

最初に、全ての洋服を取り出して、クローゼットを空にしてください。
週に2回程度着るものは、先にクローゼットに入れてください。
次に、穴やシミなどの痛みがあるものは、捨ててください。
サイズが合わなくて着ていないもの、着心地が悪いもの、肌触りが悪いものは捨てます。
さらに2年以上着ていないものは、捨ててください。
1年以上着ていないものは捨てる対象として考えて、迷う場合はその場で着てみて決めると良いですね。

最終的にはシーズンごとに各アイテム5着ずつを目安に残し、それ以外が断捨離します。
洋服はそれ以上増やさないようにします。
『1着買ったら1着捨てる』を基本として、断捨離を継続してください。

最低限必要なインテリア

シンプルライフと聞いて、どんな部屋を思い浮かべますか。
最小限の家具や家財道具と、空間の広い部屋でしょうか。

断捨離では無駄にものを買わないためにも、家具や家財道具は長く使えるものを選択します。
家族構成が変わったり、子どもが大きくなっても使える家具。
独身者が結婚しても使えそうな調理器具。
長く使っても飽きの来ないデザイン。
選び方は重要ですね。

また、思い切って断捨離をすることでものが少なくなるため、最低限の家具があれば十分となるでしょう。
厳選した家具はインテリアとして重要な役目を持つことになりますが、家具が減ることで掃除もしやすく、暮らしやすい空間となります。

使い勝手の良いキッチン

キッチンは、家の中でも重要な役割を持った場所です。
最近はキッチンに立つのは女性とは限らず、男性でも女性でも好んで料理をする方が多くなっています。
料理が好きな方にとってキッチンは、見た目も大切ですが使い勝手が重要です。

キッチンに重要なのは動線です。
ものが多く動線を邪魔したり、調理台にものが溢れて調味料や調理器具を取り出しにくかったり、キッチン下の収納にギュウギュウにものが詰め込まれていては、料理をするたびに疲れてしまいます。
不要なものがないシンプルなキッチンにするためにも、思い切った断捨離をしましょう。

まず、使っていない調理器具は捨ててください。
「もったいない」「高かったのに」はナシです。
使っていないものは捨てます。

次に、使っていない調理家電も処分します。
ワッフルメーカーやヨーグルトメーカーなど、〇〇メーカーは使われずに眠っていることが多いですね。

さらに、使っていない調味料も捨ててください。
使いかけのもの、一度も使っていないもの、いずれも使っていないものは処分します。
よく使う調味料はほとんど決まっているでしょう。
それ以外は、捨ててしまっても大きな問題はありません。
もしも必要になったら、そのとき買って来ればよいのです。

ものを捨ててスペースが空いたら、そこに食器を収納できないかを考えてみてください。
シンクの前のスペースに棚を作ったりシンク下の収納に棚を設置するなどして食器を収納することができれば、動線を短くシンプルにすることができますし、食器棚を処分することもできます。

徹底した断捨離で、シンプルライフを手に入れてください。

断捨離はただの片付け術じゃない

断捨離で人生が変わる

断捨離は、ただ単にモノを捨てることではありません。
無駄な買い物をやめ、不要なモノを捨て、執着を手放すという考え方を持つことです。
『断捨離をすれば人生が変わる』なんて、そんなに人生は簡単に変わってしまうものなのでしょうか。
実は、驚くほど変わってしまうのです。
周りが変わるわけではありません。
変わるのは、自分の意識です。

人は誰でも、何かを満たしたいと思っています。
物欲、愛情、お金、地位や名誉、賛美の声、様々な欲求を満たしたいのが人間です。
その欲求が満たされないことで感情がマイナスに動き、満たされることで余裕が生まれます。
しかしほとんどの人が満たされてばかりではありません。
満たされないが故に嫉妬が生まれ、もがき苦しみ、様々なことに執着をしてしまいます。

ところがこの執着を手放すことで、欲求を満たされないことに不満を抱くことがなくなり、今現在の状況を受け入れることが容易になるのです。
執着しないということは、『こうでなければいけない』ということにこだわらないということです。
『こうであってもいい』『こうでなくてもいい』どちらに転んでもOKな心境は、人を穏やかで強くします。

断捨離は、無駄なモノや不要なモノを捨てることを通して、物事への執着から離れることがコンセプトとなっています。
まずは初めてみてください。
これからの人生がきっと変わります。

断捨離の順番

断捨離を始めるなら、最初はできるだけ簡単で小さな場所から始めてください。
雑多なものが収納してある引き出しなどが良いでしょう。
必要なモノと不要なモノを明確に分けることができる簡単な場所から始めることで、モノを捨てるということに徐々に慣れていきましょう。
簡単な場所が終わったら、次に手を付けるのはクローゼットの中です。
洋服やバッグ、帽子などの小物を断捨離しましょう。
傷みのあるもの、サイズの合わないもの、流行遅れのもの、似合わないもの、肌触りや着心地の悪いものは処分しましょう。

次に本棚です。
本は基本的に、本棚に入り切れない本は持たないことです。
本棚に入る分だけ本を厳選し、入らない分は処分します。
基本的に小説は、余程気に入ったものでもなければ1度読んだら二度と読むことはないでしょう。
また、途中で読むのをやめてしまった相性の悪い本や、人に勧められて読んでいない本も、読むことはないでしょう。
そのような本は、取っておいても意味がありません。

そして次はキッチンです。
キッチンはモノを溜め込みやすい場所ですので、少し労力を使うでしょう。
キッチンを区切って、1ヶ所ずつ進めていくと良いですね。
使っていない調理器具や調理家電は、取っておいても使われることはないでしょう。
また、「何かに使うかもしれない」と思って取っておいている空き瓶や、「もしかしたら使うかも」と思って捨てられないテフロン加工の剥がれたフライパンなど、不要なモノは捨ててください。
キッチンは数日かけて断捨離できればOKです。

最後が思い出の品物です。
思い出の品物を捨てるということは、なかなか簡単ではありません。
しかし断捨離が進んで執着を手放すことができていれば、思い出の品物も良い形で断捨離をすることができるでしょう。

断捨離は順番を無視していきなりヘビーなところから始めると、後悔や罪悪感に苛まれることにもなり兼ねません。
場合によっては、捨てるという行為に不安を覚えるようになり、リバウンドしてしまう場合もあります。
簡単なところから始めることを守ってください。

収納を利用した断捨離

断捨離では、基本的に無駄なモノや不要なモノを処分します。
しかしバッグを集めている人や、読書家の本など、処分することに抵抗を感じるものがある方もいらっしゃるでしょう。
だからと言って、制限なく収集してはモノが溢れてしまいます。
そこで収納を目安として利用します。

例えばバッグの場合、バッグを収納する場所を決めて、そこに入る分だけを保管します。
1つ買ったら、利用頻度の低いバッグを1つ捨てます。
常に収納に収まる数だけ保有している分には片付けに困ることはありませんし、保有しているバッグの全てを把握しておくことが可能となります。
本も同様です。
本棚に入る分だけ保有します。
1冊買ったら、1冊分スペースを開けるために処分してください。

収納を利用することで、保有できる数を制限することができ、無駄にモノを増やすことを防ぐことができます。

整理整頓するだけではない片付け法

これまでの片付け法と言えば、収納術や整理術ばかりでした。
しかし断捨離は、整理整頓するだけではない片付け法なのです。
無駄なモノや不要なモノまで、厳選することなくあるもの全てを収納してしまう収納術や整理術では、モノが増える一方で持っているものを把握できない状況に陥る可能性が高くなります。
把握できないほどのものを抱えてしまうことで、すぐに散らかりやすく片付けにくい状況を迎えてしまうことも考えられます。

しかし断捨離では必要なモノだけを残し、不要なモノは全て処分してしまうという、一見非常に乱暴なやり方に見えますが、結果的にそれで持っているものを最小限にし、散らかることのない部屋を作ることができるのです。
無駄な買い物をやめ、不要なモノを持たず、非常にシンプルな生活を送ることで、執着を捨て身軽で自由な人生を手に入れることが叶います。
ただの整理整頓ではない断捨離を行うことで、二度と散らからない生活を送り、ストレスのない快適な暮らしが約束されます。

断捨離という言葉が持つ意味とは?

断捨離の言葉の意味

断捨離という言葉は今や辞書にも掲載されており、単なる〝流行語〟とは言い難い言葉となりました。
不要なものを捨て、物理的な執着をなくしてシンプルに生きようという考え方のことを指し、片付け術とは一線を画するものとなっています。

では『断捨離』という言葉には、どんな意味があるのでしょうか。
『断』=断行:不要なものは買わない、断つ
『捨』=捨行:不要なものは捨てる
『離』=離行:物欲を失くし、物への執着から離れる

この断行・捨行・離行は、ヨガの考え方が基本となっていると言われています。
必要なものだけを持ち、シンプルな生き方をすることが目的となっています。

断捨離と片付け術はどう違うの?

ここまで読むと「断捨離は一種の片付け術のようなものじゃないの?」と思う方も多いでしょう。
確かに整理法であり、片付け術の一種だと言えなくもありません。
しかし断捨離は、ただの片付け術ではないのです。

何より大きな違いとして、『断捨離』の考え方が挙げられます。
断捨離の根本には“物への執着を捨てる”ということがあります。
片付け術では、『部屋の片づけ方』や『使い勝手の良い片付け方』『見せる収納』など、部屋をキレイにすることや整理整頓の仕方などが、その中心となります。
ただしキレイな状態を保つのは別問題で、片付け術は決して『散らかさない方法』ではないのです。
あくまでも“ある物”を上手に収納し、キレイに見せる方法であるということですね。

断捨離は、物への執着を捨てることがその第一歩となりますので、“上手に収納すること”や“キレイに見せる方法”とはスタートが異なります。
物への執着を捨て意識を変えることができれば、無駄なものを購入することがなくなり、部屋が散らかることはなくなります。
そしてこれまで“上手に収納”して“キレイに見せてきた”『物』の中から、本当に必要なものだけを残し、不要なものは捨ててしまうのが断捨離です。
『不要なものは持たず、シンプルな暮らしを送る』という考え方こそが断捨離なのです。

断捨離はただの片付け術ではないということが、お分かりいただけたでしょうか。

仏教における断捨離の考え方

断捨離を語る上で、仏教を避けてお話しすることはできないでしょう。
仏教では、物事への執着は苦悩の原因となると考えられています。
つまり、こうです。
「Aでなければいけない」と執着することにより、Aを入手することに心の重さを持ち、入手できないことに焦燥することもあるでしょう。
さらに入手できたとしても、執着することで心が離れることはなく、心がざわつくため穏やかな状態を保つことは難しくなる、ということです。
仏教では精神的な断捨離に重きを置き、柔軟で穏やかな心で身軽に過ごすことを重視しています。
『念仏生活では、生きていれば修行の功徳を積み、死ねば念仏の力で極楽浄土に往生できる』としています。
つまり“生”も“死”もいずれも執着する必要はなく、「どちらに転んでも大丈夫」という心がベストだということです。

「Aでなければいけない」と執着することは、自分を苦しめ、悩ませ、心を重くする原因になります。
仏教における断捨離は、“物事に執着しない”という思想を指すのです。

断捨離の効果

では、実際に断捨離を行った場合、どのような効果があるのでしょう。

①部屋が散らからなくなる

断捨離と片付け術との大きな違いでもある『散らからない』という点では、すぐに効果を感じるでしょう。
無駄なものを捨て、不要なものを買わないことで、非常にシンプルな生活が実現します。
物への執着をなくすことで物が増えることがないため、散らかるということは二度とありません。

②頭の整理ができる

不要なものがない環境は、物事の考え方をシンプルにして頭の中を整理しやすくします。
ワークデスクや身の回りがスッキリ片付くことで仕事の効率もUPし、好きなものや必要なものだけを持つことで前向きな思考を持つことができるようになります。

③お金が貯まる

無駄なものや不要なものを購入することがなくなると、自ずと出費は減ります。
必要最小限のものだけを無駄なく購入することで、結果的にお金が貯まります。

④自分の時間が増える

片付かない部屋で物を探したり、散らかったものを片付ける手間がなくなるため、自分が自由に使える時間が増えます。
また生活がシンプルになることで、必要なものをすぐに取り出すことができるため、時間を無駄にすることもなくなるでしょう。

⑤良好な人間関係

断捨離は人間関係にも言えることです。
自分の身辺を見回して人間関係を見直すこともまた、断捨離なのです。
『人間関係を断捨離する』と聞くと、少し辛辣な印象を持つ方もいらっしゃるでしょう。
しかし自分にとって全ての人間関係が“大切な存在”だと言える方は、ほとんどいないのではないでしょうか。
接点を減らす、一歩引いた関係を心掛けることで、より良い人間関係が築けたり、時間を有効に利用することが可能となります。

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